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  • 2018.05.21

『食物アレルギー』交流会レポート Vol.2 ~細川真奈さん主催のおしゃべり会~

こどものヒトサラ編集部

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4月から始まった連載記事『食物アレルギー』の交流会レポート。年々増加している幼児の『食物アレルギー』は、保育園や幼稚園、小学校……と、親と離れて学校にいる時間や友達との交流が増えるにつれ、ママたちの不安も大きくなります。

病院ではなかなか得られない『食物アレルギー』と“向き合うこと”の大変さ、“付き合う”ことの大変さを支えていくものがママたちには必要。そう思わせてくれた【アレルギーナビゲーター 細川真奈さん】主催の「おしゃべり会」に密着していきます。

細川真奈さんが「アレルギーナビゲーター」の活動を始めたきっかけは?

――編集部スタッフ
「真奈さんは、重度の食物アレルギーをお持ちだったようですが、“アレルギーナビゲーター”としては、いつ頃から活動されていますか?そのきっかけになった事などもあれば教えてください!」

――細川真奈さん(アレルギーナビゲーター)
離乳食が始まった頃に【卵、魚卵、乳製品、山芋、ナッツ、小麦、大豆、白米、牛豚鶏肉、青魚、ほうれん草、外来種の果物】の食物アレルギーと診断され、当時のお医者さんに処方されていたのは漢方やよく知らない薬。それよりも母が選んでくれたのは “完全除去食”!学校の献立に似たメニューを毎日作って持ってきてくれていました。

そんな母のおかげもあり、幼い頃はそこまで不自由を感じていませんでしたが、忘れもしない「2011年3月11日 東日本大震災」……。被災地にやっと救援物資が届いても、食物アレルギー対応の食糧は無く、アレルギーの人たちが困っている現実をニュースで見て衝撃を受けました。
自分の体験を生かして「もっとたくさんの人に“食物アレルギー”を知ってもらいたい!アレルギーを持つ人たちの役に立ちたい!」と働いていた会社を辞め、思い切って「アレルギーナビゲーター」としてお仕事を始めたんです!

【アレルギーナビゲーター 細川真奈さん】
離乳初期に食物アレルギーが発覚。現在は【卵、魚卵、乳製品、山芋、ナッツ】の完全除去生活を送りながら、全国の百貨店で「卵・乳製品を使用しないスイーツ」のデモンストレーションや食物アレルギーの親子を対象にした座談会、イベント等を開催。読者モデル、インフルエンサーとしても活躍中。

アレルギーっ子&アレルギーっ子ママの
『おしゃべり会』スタート♪

~座談会に参加したみなさんからの質問~

<左>章江 さん
【息子3才:卵・小麦・胡麻・サバ/娘2才:卵・小麦・大豆・乳、共にアレルギー持ち】
<中央>千佳 さん
【長女3才:乳・ナッツ・卵・えび・かに/次女2才、長女がアレルギー持ち】
<右>ゆかり さん
【息子6才:乳・卵/娘1才半、息子がアレルギー持ち】

  • 親としての給食への対応&学校側がどんな対応が不安です…
  • 外食・おやつ交換など友達との関わり方はどうしてる?
  • 今通っている病院はベスト?転院を悩んでいます…

親としての給食への対応&学校側がどんな対応が不安です…

――千佳さん(3歳・2歳のママ)
「長女が小学校に上がるとき、親として給食にどんな対応をすればいいのか悩みます……。学校側もどんな対応をしてくれるのか今から不安です。真奈さんはどうでしたか?」

―― 細川真奈さん(アレルギーナビゲーター)
私の頃はまだ、食物アレルギーの対応をしてくれる幼稚園や小学校はほとんど無かったんです。母が学校の献立と似たものを作ってくれて、毎日保温ジャーに入れて持ってきてくれていました。牛乳の替わりには、ほうじ茶を持って行っていましたね。

―― ゆかりさん(6才・1才のママ)
「息子が入った小学校がアレルギー対応をしてくれる所で、入学説明会でも“重度の食物アレルギー”と病院の診断を伝えていたのですが、実際は学校側にきちんと伝わっていなくて、給食にアレルギー食材が入ってしまっていたり……。
何度話しても“完全除去”が理解してもらえなくて、息子自身も給食を安心して食べられずに残して帰ってくることもあって、やっぱり小学校は幼稚園とは規模が違い、細かい管理まではしてもらえない事を実感しました。」

―― 千佳さん(3才・2才のママ)
「確かに、なかなか“完全除去”って伝わらないんですよね。乳製品アレルギーと伝えても『バターは大丈夫ですか?』って聞かれた時はびっくり。専門知識があったとしても学校側も責任が持てないので、地域によってはアレルギー対応の給食ではなく、お弁当持参のところも多いみたいです。
アレルギーの事で親が不安になると子どもにも伝わってしまう気がして、なるべく悲しい顔をしないように心がけています。
“アレルギーは個性”なんだよって伝えてあげてたい。一生付き合っていく中で大人になったら美味しいものが食べられるとか、前向きに伝えていきたいんです!どうしたら真奈さんみたいに明るい子になれますか!?」

―― 細川真奈さん(アレルギーナビゲーター)
当時は、今みたいにファミレスでもアレルギー除去メニューは無かったし、メニュー表にアレルギー食材の表示があるなんて考えられなかったです!どこに行くにも完全に母が作った手料理。でも逆に、私自身はみんなと違うものが食べられている特別感を感じてたり!全然いじめられた事なんてありませんでしたよ!

―― ママたち
「そこが一番、母親として気になるところなんですっ!アレルギーの事でいじめられたりするんじゃないかって心配で!!」

―― 細川真奈さん(アレルギーナビゲーター)
全然!むしろ、社会人になって飲み会の席で『そんなにアレルギーがある人とは、俺結婚とかできないなぁ』と同期の男の子に言われて、自分でもびっくりするくらい大激怒!もちろんその後はお互いに謝って、今では私が参加する食事会にはちゃんとアレルギー対応のお店を選んでくれる、大切な友達の一人です(笑)

―― 細川真奈さん(アレルギーナビゲーター)
その時初めて、今まで自分が恵まれ過ぎていただけなんだって気が付いたんですよね。身近に食物アレルギーの人がいない人たちにとっては、理解できないことの方が当たり前なのかもしれないと。

外食・おやつ交換など友達との関わり方はどうしてる?

―― 章江さん(3才・2才のママ)
アレルギー対応のお店が少ないので、皆さん、外食する時はどうやって検索していたり、どんなお店に行っていますか?
大きくなるにつれて、友達同士でお菓子を交換したりするシーンも増えてくるので心配です。

―― ゆかりさん(6才・1才のママ)
「料理があまり得意ではなくて……。かと言って外食はやっぱりアレルギー対応のお店少ないですよね。でも、家族でよく行くラーメン屋さんの麺がまさかの“卵・乳不使用”!偶然発覚して感動しました♪」

―― 千佳さん(3才・2才のママ)
「アレルギー対応しているお店でも、アルバイトさんは意外と把握できてない事が多いですよね。確認してポテトをに注文したのに、粉チーズが振りかけてあったり…。とは言え、店員さんを責めても仕方ないので、旅行でも予約時と当日チェックインした時と必ず二度伝えるようにしてます!

心配なく行けるのは、焼肉屋、焼き鳥屋、ファミレスが多いですね。チェーン店か、SNSで下調べして正しい情報を得てから行きます。真奈さんのInstagramを見てると行ってみたいお店がたくさんっ♡」

―― 章江さん(3才・2才のママ)
「やっぱり口コミなどちゃんどした情報がないとなかなか難しいですよね。
私は、お店に白ご飯さえあればなんとかなるかなぁと(笑)店員さんに確認して、永谷園の『アンパンマン』シリーズのカレーといハヤシを持参しちゃいます。卵・乳・小麦・そば・落花生・大豆不使用な上に、子供たちもお気に入りで助かります!」

―― ゆかりさん(6才・1才のママ)
「お菓子は、私が見ていないところでもらう事も多くなってきて、もちろん心配なんですが、意外と周りのお友達が協力して、息子に『〇〇くんはこれは食べれないもんね!』って気遣ってくれたりして、本当に嬉しくなりました。」

―― 千佳さん(3才・2才のママ)
「ディスニーランドは対応メニューが多いと思うんですが、よく分からなくて、電話でお弁当を持って行っていいか確認しちゃいました。」

―― 章江さん(3才・2才のママ)
「私も電話したことありますよ!でもアレルギーの食材を伝えたら、どこのレストランで何が食べれるかなど詳しい情報を教えてもらえました!
園内でもスタッフの人に聞くと、Padで絞り込んで検索してくれたり、ほんとすごいですよね。」

―― 細川真奈さん(アレルギーナビゲーター)
そうそう!私も電話で確認したら、一覧にして送ってくれた経験があります!!
今日はこちらのティースタンドの豆乳ロイヤルミルクティー『TONYU DREAM』を飲んでいただいていますが、皆さんがお子さんに“食べさせてあげたいもの”って何ですか?


―― ゆかりさん(6才・1才のママ)
「ソフトクリーム!パンはメーカーによって大丈夫なものもあるのですが、乳アレルギーなので……。乳製品不使用のソフトクリームを食べさせてあげたい♪」

―― 千佳さん(3才・2才のママ)
「バターって、小麦と合わせると化学式が変わるらしく、バターアレルギーがあっても5%くらいの人は、パンの種類によって食べられるみたいなんですよね。
娘が何かを“初めて食べる時”の笑顔を想像するとそれだけで、ワクワクしてきちゃいます♡」

―― 細川真奈さん(アレルギーナビゲーター)
アレルギーと長く付き合っていると、食べられるものと食べられないものが自然と判断できるようになるコツが身についてきたりします。
私は食べもので一番“カレー”が好き♡【S&B】のゴールデンカレーがお気に入りなんですが、『みんなのアレルギーEXPO』に行ってみるとたくさん商品が試せて、食べられるものの幅が広がるのでおすすめですよ!

今通っている病院はベスト?転院を悩んでいます…

―― ゆかりさん(6才・1才のママ)
「実は病院の転院を考えています。
息子が生後1ヵ月の時、全身に湿疹が出て病院へ行きました。その病院に3年間通っていたのですがなかなか良くならず、先生が少しキツイ雰囲気の方なこともあり、私自身が精神的に参ってしまって……。一旦、皮膚科に替えてアドバイスどおり、身体の洗い方を見直してみたら1日で皮膚の状態がすごく良くなったんです!

ただ、最近は肌の状態が改善してきたので、本格的なアレルギーの治療をまたスタートしたいと思い、元の病院に戻るべきか悩んでいます。」

―― 細川真奈さん(アレルギーナビゲーター)
息子さんは卵・乳の完全除去ですよね?

―― ゆかりさん(6才・1才のママ)
「肌の改善とともに牛乳が少しずつ飲めるようになってきていたのに、つい最近、1歳半の娘が牛乳をこぼしてしまい、息子の肌に少しかかっただけで、また症状が出てしまって、以前の病院での診療を考えています。でも一度離れた病院に戻るのって、少し気まずい気持ちもあって……。」

―― 細川真奈さん(アレルギーナビゲーター)
治療法はもちろん大切ですが、先生との相性ってすごく重要!長いお付き合いになるので、お母さんにとってストレスにならない先生がいいと思います。一般の方が参加できる学会などに参加してみるのもいいかも!

―― 章江さん(3才・2才のママ)
「都内でならアレルギーの病院はたくさんあるし、もっと選択肢の幅を広げて、本当に合う先生を見つけた方がいいですよ!!」

―― ゆかりさん(6才・1才のママ)
「確かに……。通ったことがある病院だけを見比べて、視野が狭くなっていたかも。他の病院もいろいろ調べて、思い切って転院をしてみます!
皆さんに後押ししてもらえて良かったです!!」

悩みを吐き出したり共有し合える場所が
ママたちの支えに…

今回は偶然にも“2児の母”、“卵アレルギー”という共通点があるママさんが集まり、話が尽きずあっという間の「おしゃべり会」に。
やはり、お子さんの将来について悩まれるママさんが多く、悩みを吐き出しだり、共有したり、また新たな考えや知識を得ることのできる「おしゃべり会」のような場を必要とされていることが伝わってきました。

“私は医者でもなく、管理栄養士でもないので、アレルギーを良くしたり、食育指導などはできませんが、食物アレルギーがコンプレックスであった自身の体験を伝えることによって、気持ちが軽くなったり、これからの将来に希望が持てるようになる人が1人でもいるのであれば、『アレルギーナビゲーター』としての活動を続けていきたいと再確認しました。”
と、細川真奈さんが語ってくれた想いは、悩みを抱えるママたちやアレルギーに悩んでいる方の支えになってくれそうですね。

6月の「おしゃべり会」は…
♥6/10(日)14時〜15時半、♥6/14(木)11時〜12時半
※詳細はこちら

こどものヒトサラでは、今後も『おしゃべり会』に密着!毎回、細川真奈さんセレクトのアイテムやお店をご紹介していきます。

第2回目は、奥原宿の【ティースタンドナナ】のタピオカ豆乳ロイヤルミルクティー!次回レポートもお楽しみに♥

ティースタンドナナの
『TONYU DREAM』!

最近はフードもドリンクも“インスタ映え”が当たり前に。でも、アレルギーっ子にとっては、そういう流行りの商品は無縁だったりします。
大好きな紅茶店【Tea Stand...7】のオーナーである「紅茶王子」に相談したところ、なんと期間限定で乳製品不使用のスイーツドリンクをつくってくれました!アレルギーっ子にとって憧れ&夢のようなドリンクなので、商品名に「DREAM」がついてます♪乳製品アレルギー持ちの方はもちろん、健康意識の高い方や、女性にも是非飲んで頂きたいです♡

東京・奥原宿にあるテイクアウト紅茶専門店【Tea stand...7】より、豆乳が主役のタピオカスイーツティーを期間限定発売!(5月末まで)
キャラメル、オレンジ、パイナップルのオリジナルブレンドフレーバーの豆乳ロイヤルミルクティーに、生タピオカ・豆乳ホイップクリーム・カラーマシュマロ・ストロベリーパウダーがトッピングされたデイリーフリー(乳製品不使用)商品です。
※コンタミネーションNGの方はご自身での判断をお願いします

お店:Tea Stand...7
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-14-3
ワイズテラス原宿1F はらじゅく畑内
商品:「TONYU DREAM」800円

『食物アレルギー』交流会を終えて…


「おしゃべり会」の密着レポートは2回目になりますが、食物アレルギーの症状はもちろん、ママたちが感じる悩みも様々。
子育てだけでも大変なこと。それに加えて食物アレルギーに向き合っていくことは、予測ができない事の連続で、旦那さんや身近にいる人たちの協力が本当に本当に大切ですね。そして常に不安を抱えているママの気持ちを吐き出す場が、どれだけ心の支えになるか……

真奈さんと出合えて、“子どもたちの将来に希望を持てた”というママたちの声も多く、「おしゃべり会」を終えて笑顔で帰られるママたちに、真奈さん自身もまた勇気をもらえているようです。
次回の密着レポートもお楽しみに!

♥細川真奈さんのホームページはこちら
https://manahosokawa.amebaownd.com/


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